小さな頃から、風と太陽がいつもそばにある毎日が
私にとっての“あたりまえ”でした。
私は沖縄生まれ、沖縄育ち。
俗に言う、しまんちゅ
この島の空気を吸って育ち
波の音を子守唄に眠ってきたんです。
でもね、大人になるにつれて思うんです。
この“あたりまえ”が
どれほど心を豊かにしてくれていたかって。
たとえば、朝。
窓を開けると、ふわっと海からの
魂の風が入ってきて
私を撫でる。
「今日もいい一日になりそうさ~」って
そっと背中を包んでくれる。

風って、不思議ですね。
目には見えないけれど
ちゃんと五感で“感じる”ことができて。
どこか心の奥にたまっていたモヤモヤや不安感を
やさしくふわっと何処かへ連れて行ってくれるんです。
風の音、葉っぱが揺れる音、
それら全部が、自然からのメッセージみたいに思えて。
そして、沖縄のてぃーら(太陽も)
また、特別な存在。
日差しは、まっすぐで、でもどこかあったかくて――
心が疲れているときこそ、その光に包まれると
「大丈夫だよ、なんくるないさ」って
優しく寄り添ってくれるような気がするんです。
おじぃやおばぁがよく言ってた
「自然は私たちの、しんしー(先生)みたいなもんやさ」って言葉
今になって、じわっと胸に響いてきます。
風の音や波のリズム、鳥の声、太陽のぬくもり――
全部が、私の中の“感覚”を目覚めさせてくれて、
いちゅなさ(忙しさで)見失いかけていた
“ほんとの自分”に戻してくれる気がするんです。
この島には、ずっと昔から
自然と共に生きてきた人たちの知恵と、優しさが流れていて。
たとえば旧暦で動く行事や
月の満ち欠けに合わせて暮らしを整える感覚。
それって、ただの古い慣習じゃなくて
本来の“人間らしさ”自分らしさを思い出させてくれる
自然の知恵なんですよね。
リセットさせて、元の自分に戻る。
風を感じて、太陽の光を浴びて、
ただ“今”を感じながら生きる。
それだけで、心がふわっと軽くなって、
目の前の景色さえ違って見えてくるから不思議です。

最近は、カフェに行くよりも
缶コーヒー、一つ片手に
ひとりで砂浜に座って風に吹かれる時間が
いちばん贅沢なリフレッシュタイムかもしれません。
そして、その時間の中で
「ちゃんと自分の気持ち、聞けてるかな?」って
心の声にも耳を澄ませてあげる。
何故、疲れているの?
今、幸せなの?
何に、悩んでいるの?
そんなふうに、自分と自然がゆるやかにつながる暮らしが
この島では、ちゃんと今も息づいているんです。
うちなーちゅんの心
忙しい日常の中でちょっと立ち止まりたくなったら
沖縄の風にふかれて、太陽の光を浴びてほしい。
そこにはきっと、あなた自身をやさしく
包み込んでくれる何かがあるさ~ね。
私はこれからも、この島の自然と一緒に呼吸して
心の声に素直に生きていきたいと思います。
風に揺れる心も、太陽に照らされる涙も
すべてこの島が受けとめてくれる。
そんなふうに思えるから
私は今日も、ここ沖縄で暮らしていけるのです。
もし、誰かと話して心を軽くしたいと思ったら一人で悩まないで。
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相談相手がここにいるんだよ。

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