2022年6月13日梅雨が明けきらぬ奥武島に行ってきました。
上の写真はその日の梅雨時期の晴れ間の撮影です。
奥武島と書いて、読み方としては(おうじま)方言ではオーと呼んでいます。
奥武島は、離島と言っても船で渡る島ではなく、本島南城市玉城字志堅原から100m程の橋が架かっており車で島に渡れるのです。

約1.7kmの小さな島、15分位(車)で一周できる程の可愛い島です。
旧漁村でサバニやポンポン船を駆使して、太平洋の大海原に出かけイカや魚を獲る
海人(うみんちゅ)の島です。
古くから、ウミンチュとは糸満と奥武島が猛者とされています。
奥武島の天ぷら

奥武島は天ぷらが有名ですが、沖縄県内の港町、漁村では魚屋さんが、鮮魚販売と天ぷら屋さんを両方営んでいる。
ですから、本島、中北部、離島にも美味しい天ぷら屋さんはかなりあります。
奥武島も上の写真の、アーサ天ぷら、魚、イカ、お芋、と魚や野菜、海藻の素材を揚げたのが販売されている。
一番人気のお勧めは魚の天ぷらですね。アーサは島内で養殖をおこなっています。

今回は、メディアやガイドブックにも載っている有名な、奥武島正面玄関に構えている中本鮮魚天ぷら店さんで食べてみたいと思います。
営業時間は10時半から行っており,毎回来るたびに行列が出来る事でも有名な店舗です。
お昼時に行きましたが、その日もかなり混んでいました。
基本ウチナーンチュは、並んで食べる事をしないのですが美味しいでので毎回並びます。

受付のテーブルに注文書が置いて有るので、食べたい天ぷらを選んで数量を書き込みます。
1個85円から(2022年4月の値段です)
昔は、天ぷらを1000円分2000円分と買って家に帰って家族と一緒に食べるのが楽しみでした。
今は天ぷらを2~3個買って、奥武島の海を見ながら食べています。
2022年6月中旬にも、行きましたが値段の変更はなかったです。
他の店舗では、80円から(2022年4月の値段です)100円に値上げしてました。
コロナ過やロシアよるウクライナ進行によって小麦粉の値上げが響いているのでしょうか?

もう一店舗お勧めしたいところが、島の裏側で営業している大城天ぷら店。
やはり、ここも人気店の為ウチナーンチュや観光客が大勢い押し寄せるので、注文してから食べるまでに時間待ちをしないといけない。
その為に、入り口看板に時間のない方は・・・下さいと書かれています。
それくらい、天ぷらを食べる為に待つのです。
こちらも、注文書に自分の食べたい、魚、イカ、(上の写真と同じ用紙です)と書かれたところに数量を書き込み注文し、自分の名前を書いて支払いを済まして店外で待ちます。
店先には、デイゴの木が日陰を作ってくれているので、木の下にある椅子に座わって皆さん待っています。
出来上がったら名前を呼ばれます。
営業時間は11時からです、お値段も税込価格90円です。(2022年6月中旬)
他の店舗でも食べ歩きをしてみてはいかがでしょうか。
奥武島の天ぷら特徴と食べ方
沖縄の天ぷらは、衣が厚いのが特徴ですね。
ウチナーンチュは、天ぷらを食べるときには、必ず炭酸飲料のコーラかビールを準備し一緒に食べるのが定番です。
後,タレとして醬油かソースを使うので味が濃くなり、どうしても炭酸が飲みたくなり無限ループしちゃう。
大城天ぷら店の、商品受け渡し場所の隣にソースと塩が置かれている、調味料を小分けにして使えるようにビニールも用意してあるんで助かります。

今回は、A&Wのルートビアと奥武島の天ぷらのコラボ美味しかった
サーターアンダギー
沖縄の食文化の天ぷら~の中でも、サーターアンダギーは、各家庭のおふくろの味があり3時のおやつで子供達の楽しみ。

魚の天ぷらはカジキマグロを使うので、一般家庭ではなかなかテーブルには上らない。
ですから、魚やイカ等の天ぷらは専門店の魚屋さんで買います。
方言でイマイユ、イマは標準語に直すと、今と言う意味で、イユは魚の意味です。
つまり取り立てての魚の事です。新鮮な魚を、使って天ぷらにしているので地元でも人気なのですね!
奥武島は、自然環境に恵まれた地産地消のできる島です。
奥武島の天ぷらが、美味しくて有名な理由はこれです。
奥武島は天ぷら~だけではない
イカの天日干し

奥武島は6月中旬からイカ釣漁が盛んになって定置網で捕ってくるイカを天日干して食べる。
方言ではトビイチャー、飛びイカのことです。
私も、漁村出身で父親はウミンチュで家の周りでは、この光景が小さい頃からの夏の風物詩でした。
中学生の夏休みに、友達と夜風に吹かれながら月夜にイカ釣り用疑似を使い、釣りをしたのを覚えています。
家で食べる時には、湯がいた飛びイカを醤油とマヨネーズに七味唐辛子を入れて作ったタレ(醤油マヨ七味)に付けて食べると美味しくてご飯が進みました。
ビールの、つまみには「絶品」この楽しみは、大人になってからの夏の風物詩。
奥武島の、天日干したイカも同様(醤油マヨ七味)にして食べます。
一日天日干した後に、島内の店先に並んで秋口まで販売される。
イカ墨汁
今ではネットショップ、スーパーマーケットでも手軽に販売されていますが。
やはり、本場のイマイユ(鮮魚)店、たいら鮮魚店さんのイカ墨汁はイカ墨が大量に入っているので味が濃厚、イカをスーパーマーケットで買って来て自分で作ると、イカ墨の数量が限定されるので薄味になり、どうしても専門店の濃厚の味にはならない。

島の裏側にあるワンコインで楽しめる、たいら鮮魚店さん

小さい頃からよく食べていて、この色には違和感を持った事が有りません。
しかし、初めて見た人は、エッと驚くかもしれません。
何せ、食べ物が黒いスープとは見たこともないと思います。
イカ墨汁、大が480円、小が200円価格(2022年6月中旬)
今回、大の480円を頂きました。家でも、たまに作りますが、かつお節のだしで豚肉とスブイ(冬瓜)で煮込みます。
たいら鮮魚店さんのイカ墨汁には、豚肉は入っておらずスープの味は家で作るのと似ているのですが
やはりプロの味で、イカも柔らかく冬瓜の甘い味とイカ墨の濃厚さが出て凄く美味しかった。
その日は、記事を書く為に天ぷら店を2軒はしごしているので食べるのに一苦労でした。
島内の食べ歩きをするなら、女性なら小サイズ200円をチョイスした方がいいかもしれません。

他のお店でもイカ墨汁は楽しめますが
たいら鮮魚店さんでは、屋上がテラス席になっており開放感の中で食事ができます。
目の前に広がるエメラルドグリーンの海とサンゴ礁を眺めながら、海かふぇで絶景を満喫して欲しいのです。
ハーリー大会
今年は2022年6月2日が旧暦の5月4日(ユッカノヒー)港町では欠かすことが出来ない日。
沖縄の伝統行事ウガンバーリー、海の神さへ拝み(ウガミ)の日とされている。
去年はコロナの影響で出来なかったと私は記憶している。間違いなら、ごめんなさい。
今年はハーリーを見る為に、朝から準備をして待っていたのだが、当日の大雨が止まず今年も無いのではと思い込み諦めてしまい。
翌日の新聞で、大雨の中での開催された事を知った。
非常に残念でならない、来年は是非とも、沖縄の伝統行事、奥武島のウガンバーリー見に行きたいですね。
奥武島へ来たら天ぷらだけではない、ハーリーを見ないと始まらない。

奥武島の裏側はサンゴ礁
島の入り口に小さなビーチがありますが、島全体としてはリーフまでサンゴ礁になっておりエメラルドグリーンの海が広がっています。
島の裏側でのサンゴ礁と海の写真がお勧めします。
特にインスタ映えする写真が撮りたいなら、干潮時に訪れた方がいいと思います。

竜宮神の近くに撮影ポイントがあります

干潮時だと岩場の撮影ができます

サンゴ礁の浅瀬に、コバルトスズメや小魚住んでいます。
子供たちが網で、熱帯魚(コバルトスズメ)をすくっている姿がありました。

軽石問題は、4月訪れた時よりも6月はかなり減っていました。
サンゴ礁を散歩がてらにインスタ映えする写真を撮りましょう。
奥武島アクセス
ニライカナイ橋 インスタ映えBコース
ニライカナイ橋からの、案内にさせてもらいます。
ニライカナイ橋の吉富交差点を、右に曲がり海岸線を南城市玉城ルートに(国道331)車を走らせます。約25分程走らせると、奥武島の入り口看板が見えてきます
那覇空港からは、直接来ると40分以上はかかるでしょう。
ナビに奥武島で検索できます。
ナビでの案内は遠回り(与那原方面、佐敷経由)になるかもしれないので、下のニライカナイ橋ルートで来ると分かりやすく早いです。
ニライカナイ橋までの案内

まとめ
今回は、記事を書くことで2022年4月~6月の間に奥武島を訪れました。
今年は晴天の日が少なく、雨の日が続き思った写真が撮れずに残念でした。
梅雨も、例年の3倍の雨量で大変でした。
コロナの影響で、観光地の営業が厳しい状況です。早く回復を祈りたいですね。
4月の初めまでは軽石もかなり、打ち上げられていたので写真撮影が厳しい状況で、何度も訪れました。現在は殆どありません。
奥武島は新鮮な刺身などの食べるお店も数多くあり、イカ汁を提供しているお店もあります。
天ぷら店を食べ歩きながら、奥武島の自然と食を楽しんでください。
サンゴ礁の散歩は、動きやすい服装がいいでしょう、足元も滑るので安全に楽しんでください。
最後に、普段は海を訪れる時には満潮時を狙うのですが、奥武島の楽しみ方は干潮時を選んだ方がいいです
旅は、まだまだこれから続きます。沖縄ワールド、ガンガラーの谷と奥武島からだと15分位で到着します。沖縄観光を楽しんでください。
知念岬公園へ
地図
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