はじめに:静かな楽園、大泊ビーチへ
沖縄本島から車で行ける離島「伊計島(いけいじま)」。
エメラルドグリーンの海に囲まれたこの小さな島には
まるで時間が止まったかのような
のんびりとした空気が流れています。
そんな伊計島の東側にひっそりと佇む「大泊ビーチ」は
観光ガイドにはあまり載っていない
まさに知る人ぞ知る“穴場ビーチ”です。
那覇空港から車で約1時間半。
海中道路を渡り、いくつかの離島を越えた先にあるこのビーチは
人混みとは無縁の静かな空間。
観光客で賑わう有名ビーチとは違い
波の音と潮風のささやきだけが聞こえてくる場所です。
「観光もいいけれど、ちょっと心を休めたい」
「自分を取り戻す、そんな時間がほしい」
そう感じている人には、この大泊ビーチがきっとぴったり。
読書をしたり、浜辺で昼寝をしたり
心のペースで過ごせるリトリート的な時間がここにはあります。
都会の喧騒を離れ、心と身体をゆっくりほどくような旅をしてみたい方へ。
さあ、静かな楽園、大泊ビーチへ足を運んでみませんか?
今回の取材で訪れた際には
去年よりもさらに観光客の姿が目立つようになっていました。
沖縄本島の南部にあるビーチの多くは
すでに観光地化が進み、ほとんどが観光客で賑わっています。
その一方で、中部エリアのビーチは昔から地元の人たちに愛される
“ローカルな海”として知られてきました。
観光パンフレットや旅行サイトに
はあまり大きく取り上げられることが少なく
その素朴さこそが魅力です。
しかし近年は、観光客の皆さんの間でも
「観光地化されていないビーチ」や「地元の人が集まる穴場の海」
を求める傾向が強くなってきています。
その結果、以前はほとんど地元民だけだったこのビーチにも
少しずつ県外からの旅行者が足を運ぶようになりました。
砂浜には地元の子どもたちの笑い声が響き
少し離れた場所では観光客が静かにシュノーケルを楽しむ
そんな、地元と旅人が同じ海を分かち合う光景が見られるのも
今のこのビーチならではの雰囲気といえるでしょう。
大泊ビーチ(おおどまりビーチ)とは?
沖縄本島から車でアクセスできる離島・伊計島(いけいじま)にある
知る人ぞ知る穴場スポット、それが**大泊ビーチ(おおどまりビーチ)**です。
このビーチは、本島の東側にありながらも
内海に面しているため
外洋からの波の影響を受けにくいという特徴があります。
波も比較的穏やかなので、泳ぎやすく
お子さま連れのファミリーや、のんびり過ごしたい方にもぴったり。
特に注目したいのは、クラゲのリスクが比較的少ない点。
通常、沖縄のビーチでは夏から秋にかけて
台風や熱帯低気圧の発生時に外洋からクラゲが流れ着くことがありますが
大泊ビーチは内海に位置しているため
こうした影響を受けにくいとされています。
もちろん、自然の海なので100%安全とは言い切れませんが
波の穏やかさとクラゲのリスクが少ない点は
天然ビーチとしては貴重な魅力です。
静かにゆったり泳ぎたい
自然の中でリフレッシュしたい。
そんな人におすすめしたい、隠れたパラダイスです。
遊泳場所は、あらかじめ指定されたエリアが設けられており
利用者はその範囲内で泳ぐことになっています。
安全のためにブイやロープで区切られている場合が多く
波や潮の流れが比較的穏やかな場所が選ばれています。
そのため、小さなお子さま連れのファミリーでも安心して楽しめます。
さらに、地元の人たちもこのルールをしっかり守っているので
観光客にとっても安心感があり、落ち着いて海を満喫できるのも魅力です。
遊泳エリアのフロートにはクラゲよけネットが設置されていません。
そのため、クラゲの発生時期や体調などに十分注意しながら
各自で自己管理・自己責任のもと遊泳をお願いします。
特に小さなお子様連れの方は、必ず目を離さずに安全を最優先にお楽しみください。
アクセス情報と行き方ガイド
那覇空港から大泊ビーチへのドライブ旅
沖縄本島の那覇空港から、大泊ビーチのある
「伊計島」までは車で約1時間30分のドライブ。
観光気分を満喫できる絶景ルートなので
レンタカーでの移動がおすすめです。
伊計島へのアクセスルートについて
伊計島へ向かう際には、大きく分けて
「高速道路を利用するルート」と「一般道を使うルート」
の2つの方法があります。
高速道路を利用する場合
伊計島は沖縄本島の東海岸線に位置し
勝連半島の先端に属しています。
そのため、高速を利用する場合も
「どのICで降りるのが最適か?」と迷う方が多いです。
地元の私でさえ、ちょっと迷ってしまうほど。
- 沖縄南ICで下りる場合
コザ経由、泡瀬を抜けて東海岸へと向かうルート。
市街地を通るため信号はやや多めですが
道なりは比較的分かりやすいです。
- 沖縄北ICで下りる場合
赤道十字路から勝連(かつれん)方面へと進むルート。
東海岸沿いを走るので海の景色を楽しみながらドライブできます。
どちらのルートも所要時間に大きな差はなく
交通状況や滞在地からのアクセスで選ぶのが良いでしょう。
一般道を利用する場合
レンタカーでの観光なら、海を眺めながらのんびり走れる
「一般道ドライブコース」もおすすめです。
- 那覇空港からのルート
南風原北ICを下り、国道329号線を北上。
与那原町、中城村を抜けて、東海岸線をドライブするルートです。
途中には海を望めるスポットや道の駅などが点在しており
観光気分を満喫しながら目的地を目指せます。
まとめ
- 高速なら「沖縄南IC(コザ・泡瀬経由)」
または「沖縄北IC(赤道・勝連経由)」
- 一般道なら「那覇空港 → 南風原北IC → 国道329号線 → 東海岸線経由」
時間を優先するなら高速道路
景色を楽しみながら行きたいなら一般道がおすすめです。
まずは沖縄本島の東側に位置する「海中道路」を目指します。
まっすぐな一本道を進みながら
左右に広がるエメラルドグリーンの海を眺めれば
思わず窓を開けて深呼吸したくなる気持ち良さ。
途中にある「海の駅あやはし館」で休憩しつつ
地元の特産品をチェックするのも楽しい寄り道です。
そのまま橋を渡って「平安座島(へんざじま)」へ入り
さらに「宮城島(みやぎじま)」「伊計島(いけいじま)」へと
橋をいくつか越えて進んでいきます。
まさに“島をめぐるドライブ”という感じで
道中もワクワクが止まりません。
ナビの設定方法と目印
ナビゲーションで目的地を設定する際は
以下のキーワードで検索するとスムーズです。
検索ワード例:
- 「大泊ビーチ 伊計島」
もしナビにうまく表示されない場合は
道中には細い農道もあるため
見落とさないように「青と白の大泊ビーチの案内板」を目印に進んでくださいね。
駐車場情報と営業時間
大泊ビーチの駐車場は有料で500円利用できます。
駐車可能台数には限りがありますが
平日は比較的ゆったりと駐車できます。
夏休みシーズンや週末は混み合うこともあるので
午前中の早めの到着が安心です。

「ブログの記事に載るけど、モデルになって全国デビューしちゃうけど大丈夫?」
と確認したら
快く「いいよ!」と引き受けてくれました。
しかもその場でキメのポーズまで披露してくれて
思わず周りも笑顔に。
協力してくれたおかげで
記事の雰囲気もぐっと華やかになりました。本当に感謝です。
ゲート入り口には、地元の若いおにーちゃんが待機していて
車に乗ったまま駐車料と入場料を支払うスタイルになっています。
なんだか、この瞬間だけ20年前に
タイムスリップしたような懐かしさを感じます。
今どきのビーチや観光地は
どこも機械化されていて、駐車場はコインパーク式で
効率的かつコンパクトに整備されていますよね。
けれど、大泊ビーチでは、あえて人の手で受け渡しする
仕組みが残っていて、そのレトロさが逆に心地よく
ちょっとしたカオス感すらあります。
お金を手渡す時の「はい、どうぞ」というやり取りや
笑顔で交わすちょっとした会話が
このビーチのゆるやかな空気をいっそう際立たせてくれるんです。
観光地というより
地元に根付いた“昔ながらの海”を訪れた気分になれますよ
ビーチ自体は24時間開放されていますが
周辺施設(シャワー・トイレ・売店など)の
利用時間はおおよそ9:00〜17:00ごろまでとなっています。
利用予定がある場合は、事前に確認しておくと安心です。
静かな自然に囲まれた大泊ビーチは
車でのんびり訪れたい“秘密の楽園”。
ドライブを楽しみながら
ぜひ伊計島まで足を運んでみてくださいね。
青い海と白い砂浜が、きっとあなたをやさしく迎えてくれるはずです。
静かな楽園、大泊ビーチの魅力
伊計島の先端に、そっと広がる「大泊ビーチ」。
手つかずの自然が残るこの場所は
まるで誰かにそっと教えたくなるような、秘密のビーチです。
目の前に広がるのは、エメラルドグリーンの海と
やさしく波に磨かれた白い砂浜。
人工的な整備はほとんどなく
天然のままの姿がここにはあります。
そのため、どこか懐かしいような
そして心がすっとほどけるような静けさに包まれています。
観光地としての派手さはありませんが
だからこそ味わえるのが
ゆったりとした“プライベート感”。
訪れる人は少なく、賑やかな観光ビーチとは違い
波の音や風のささやきが主役の時間が流れています。
波は穏やかでな海。
小さなお子さん連れでも安心して水遊びができるのが嬉しいポイント。
砂浜に近い場所は太陽の熱でほんのりと温かく
少し沖に進むと海流の影響でひんやりとした水温。
自然が作り出す温度のグラデーションが
体をやさしく包み込んでくれます。

そして、足元に広がる砂は
サンゴが砕けてできた天然の砂質。白一色ではない
少し黄みがかった色合いと
さらさらとした独特の手触りが
人工ビーチとは違う“本物の南国”を感じさせてくれます。

ひとりでのんびり海を眺めるのもよし
家族でゆったり過ごすのもよし。

ここは、日常のざわめきから少しだけ離れて
自然のリズムに身をゆだねるための やさしい時間が流れる場所です。
設備と利用案内、シャワー・トイレの有無
シャワー・ロッカー情報
特に海水浴のあとは、体についた塩分や砂をしっかり落としたいですよね。
お子様連れのご家族や、快適に過ごしたい方にはうれしい設備として
売店内にロッカールームとシャワーが用意されています。

また、ロッカールームには貴重品を預けられるロッカーも完備されているので
安心して海を楽しめます。
利用料金は、大人500円・子ども300円。
この料金の中には、入場料・駐車料金・シャワー利用料が
すべて含まれているので
かなりお得でリーズナブルです。
観光客の方はもちろん
地元の方にとっても気軽に利用できる環境が整っています。
トイレはビーチから、1分ほどの所にあります
売店・軽食スタンドの情報
大泊ビーチには、リゾート地にありがちな大きなフードコートや
おしゃれなカフェはありません。

そのかわりに、受付の建物の向かいに
昔ながらの小さなパーラーがちょこんと建っています。
座席は5〜6人ほどのこぢんまりしたスペースで
海あそびの合間にちょっとひと息つくのにぴったり。

基本はテイクアウト式なので
注文したものをビーチサイドに持っていって
潮風を浴びながらいただくのが大泊スタイルです。
メニューはシンプルで、カレーや焼きそばなどの軽食が中心。
どれもワンコイン(500円)とお財布にやさしい価格で
「ちょっとお腹を満たしたいな」という時にちょうどいいボリューム感です。
観光地化されたビーチにあるような派手さやバリエーションはありませんが
この素朴さこそが大泊ビーチの魅力。
華やかなリゾート感はなくても
海を目の前にして頬張るあったかいカレーや焼きそばは
むしろローカルならではの味わいで
旅の思い出にふわっと残ってくれます。
まるで“海辺の縁側”で食べるような感覚──そんなほっこり感が
大泊ビーチのパーラーにはあります。
一般道ルートで伊計島方面へ向かうと
途中の泡瀬やうるま市周辺にはイオンモールなどの
ショッピングスポットも点在しています。
そこで、沖縄ならではの旬のフルーツ――甘くて濃厚なマンゴーや
シャリっと爽やかな今帰仁産のスイカを手に入れることができます。
さらに、地元の味を手軽に楽しめる
ゴーヤーチャンプルーや沖縄風ちゃんぽんお弁当も販売されていて
ドライブのお供にぴったり。
スイーツショップも充実しているので
シフォンケーキやブルーシールのアイスをテイクアウトして
車内で楽しむのもおすすめです。
女子旅なら、途中で買ったお弁当やスイーツをビーチに持ち込んで
ちょっとした“オリジナルビーチカフェ”気分を味わうのも素敵。
好きな音楽を流しながら
潮風に吹かれて恋バナに花を咲かせれば
旅の思い出がぐっと特別なものになるはずです。
*ゴミは、持ち帰りましょうマナーです。
テント・パラソル・レンタルグッズの有無
テントは、昔ながらの運動会で見かけるような
大型タイプが用意されており
1日のレンタル料金はおおよそ
2,000円~3,000円ほどです。

広さがあるので日差しをしっかり避けられ
大人数で利用するのにぴったり。
テントの下にはテーブルが並べてあり食事を楽しんだり
休憩スペースとしてくつろいだりするのもおすすめです。
レンタル方法は、受付にて申し込みをするシステムになっており
その場で料金を支払えば利用可能です。
ただし、数に限りがあるため
特に夏休みや週末は早めの時間帯に申し込むのがおすすめ。
海水浴やバーベキューの拠点として確保しておけば、一日中快適に過ごせますよ。
大型テントも魅力的ですが
砂浜では色とりどりのポップアップテントもたくさん並んでいて
とても華やかな雰囲気です。

レンタル料金は1,500円とお手頃で
少人数で訪れたカップルや友人同士
小さなお子様連れのご家族に人気があります。
設置や片付けも簡単なので
荷物を少なくして身軽に楽しみたい方にはぴったり。
日差しを避けて休憩したり
ちょっとしたプライベート空間として利用できるのも嬉しいポイントです。
レンタル方法はとてもシンプルで
ビーチ受付で申し込みをすればすぐに借りられます。
数量に限りがあるため
特に土日祝や夏休みシーズンは早めのレンタルがおすすめです。
ビーチにレンタルショップはあります。
パラソルやビーチチェア、浮き輪などの海遊びグッズは、レンタル出来ます。
特に夏場の日差しは非常に強いため
日除け対策は万全にしておきましょう。
近年では、簡易的なポップアップテントや
UVカット素材のシェードなどを持ち込んで
プライベートな空間を作る人も増えています。
設置の際は、周囲への配慮を忘れずに。

パラソル;1000円
ビーチチェア;1000円
浮き輪;500円
シュノーケル&水中眼鏡;500円
注意点:監視員/クラゲ対策
**監視員は常駐しております**
しかし、海に入る際は自己責任となります。
お子様の遊泳には、必ず保護者の付き添いを。

また、沖縄本島の東海岸に位置するこのビーチでは
クラゲが流れ着きやすい夏から秋にかけての時期には
特に注意が必要です
遊泳エリアにはクラゲよけネットが設置されていないため
海に入る際は自己管理が求められます。
水質&水温
天然ビーチの海水温は、人工ビーチとは大きく異なります。
人工ビーチでは、防波堤によって波が抑えられ
海流の入れ替わりが少なくなりがちです。
そのため、水はどうしても滞留し、「生ぬるい」と感じることが多くなります。
一方、天然のビーチには防波堤がなく
海水は絶えず入れ替わります。

そのため、体を包み込むような清涼感と
自然のままの冷たさを肌で感じられるのです。
泳いでいる間も、心地よい冷たさが体に染み渡り
まるで自然そのものに抱かれているかのようなリフレッシュ感が味わえます。
特に夏の暑い日には
このひんやりとした海の心地よさが一層際立ちます。
そして何より、天然の海では、ただ泳ぐだけではなく
自然と一体となる体験を通して
海そのものが持つ力やスピリチュアルな気配を感じ取ることができます。
目に見えない波のリズムや海流のさざめきまで
五感で感じながら
心も体もゆっくりと整えていく――そんな贅沢な体験をぜひ味わってほしいですね。
透明度と海の色のグラデーション
大泊ビーチの魅力のひとつは
何と言ってもその驚くほどの透明度です。
外洋とつながる天然の海なので
水はまるでガラスのように澄み渡り
波打ち際では底の砂や小石までくっきり見えます。

目の前には淡いブルーのグラデーションが広がり
少し沖に進むとエメラルドグリーンに変わり
さらに水平線に向かうにつれて深いブルーへと自然に移り変わります。
空と海の境目が曖昧になり
まるで海が空と溶け合っているような感覚に包まれます。
遊泳エリア内の珊瑚礁では
水の色がさらに濃くなり
自然が作るグラデーションにアクセントが加わります。
太陽の光が波のさざめきに反射すると
水面にキラキラと光の筋が走り
海全体がまるで生きているかのように輝きます。
その透明感と色彩の豊かさは
カメラ越しでも肉眼でも圧倒的な美しさ。
リール撮影やショート動画に収めれば
旅の記録にいいでしょう。
さらに、静かな波音と澄んだ水の香りが相まって
海の色の変化を五感で感じられるのも天然ビーチならではの体験。
見るたびに微妙に変わるブルーのグラデーションに
時間を忘れて見惚れてしまうことでしょう。
シュノーケリングの魅力と安全対策
大泊ビーチの一番の魅力といえば
やっぱりシュノーケリングです。
沖縄の中でも、人工ビーチではなかなか体験できない
天然の海ならではの楽しさがあります。
水面に顔をつけると、目の前に広がるのは透き通る
ブルーの海と色とりどりの珊瑚礁。
小さな魚たちがまるで自分の周りを踊るかのように泳ぎ回り
まるで水中の別世界に迷い込んだかのような感覚に。
浅瀬から少し沖に出ると
エメラルドグリーンや深いブルーに変化する海のグラデーションが
水中の景色をさらに幻想的に演出してくれます。
また、人工ビーチでは波除けの防波堤や人為的な整備のせいで
海の流れが少なく、魚や珊瑚も限られがちですが
大泊ビーチは外洋とつながる天然の海。
潮の流れに乗って、色んな種類の魚たちが自由に泳ぎ
珊瑚も生き生きと育っています。
そのため、シュノーケリングをしながら
まるで“海の水族館”を独り占めしているような贅沢な体験ができるんです。
ここでは自分のペースで泳ぎながら
水中の世界をじっくり楽しめるのも嬉しいポイント。
まるで海と一体になったような感覚を味わえるのは
天然ビーチならではです。
大泊ビーチでのシュノーケリングは
ただの海遊びではなく、自然との対話
そして心まで澄み渡る体験。
訪れるたびに、海の魅力に引き込まれてしまいます。
何より特筆すべきは
珊瑚礁の中に遊泳エリアが広がっていること。
色とりどりの魚たちが目の前を自由に泳ぎ回り
まるで水族館の中にいるかのような体験ができます。
クラゲ防止のネットが設置されていないため
魚たちも自由に行き来できるのがポイントです。
しかし、海は自然の力が強く
ニュースでは観光客のライフジャケット未着用による
水難事故も報告されています。
せっかくの旅行ですから、安心して楽しんでほしい。
そこで、大泊ビーチではシュノーケリングの際の
ライフジャケットの着用をお願いしたいと思います。
安全に楽しむためにも
遊泳の際は必ずライフジャケットを着用してください。
もちろん、シュノーケリングは自己責任でお願いします。
スタッフのアットホーム感と「ゆいまーる」の精神
南部の糸満市・名城ビーチや
南城市・みーばるビーチなどでは
かつて村や集落単位で地元自治体が
ビーチを運営していた時代がありました。
20年以上前までは夏になると
地域の若者からお年寄りまで総出で力を合わせ
天然のビーチを観光資源として守り
村の収入源として活用していたのです。
その背景にあるのが
沖縄に古くから根付いている「ゆいまーる」の精神。
互いに助け合い
みんなで協力し合うという沖縄独特の文化です。
夏のビーチ運営もまさにその象徴で
地域全体が一つになって「夏の糧」を生み出していました。
ここ、大泊ビーチにはその名残が今も色濃く残っています

スタッフの皆さんは観光客を「お客さま」としてだけではなく
まるで親戚や友人のように温かく迎え入れてくれます。
お願いごとをすると快く応じてくれ
案内や説明も丁寧。
ブログ記事を書きたいと相談した際も
長老をはじめ若者までが笑顔で協力してくれました。
本当にありがたい気持ちでいっぱいになります。
都会の人工ビーチやホテル付属のリゾートビーチでは味わえない
手作り感とぬくもり。
地域の人々の「おもてなしの心」が
ここにはまだ息づいているのです。
そんな大泊ビーチで過ごす時間は、ただ海を楽しむだけではなく――
- 都会の喧騒を忘れて、自分自身と静かに向き合える時間
- スローライフを体感できる旅のひととき
を与えてくれます。
観光化が進む中でも
昔ながらの沖縄らしい温もりに触れられる場所。
それが大泊ビーチの魅力です。
🌞 そうそう、旅先だけじゃなくて…
紫外線対策は“日常からの積み重ね”が大事なんです。
旅の前だけじゃ、足りないんです。
紫外線は、春も秋も毎日降り注いでるって知ってましたか?
私たちが愛用してるのは、毎日の通勤やカフェ時間にも使える“軽いつけ心地”の日焼け止め。

周辺スポットで寄り道プラン
大泊ビーチに遊びに来たなら
ぜひ立ち寄ってほしいのが
「果報バンタ(カフーバンタ/東の断崖)」です。
沖縄本島の中でも
指折りの絶景スポットとして知られ
勝連半島を訪れるなら外せない場所。
実際、ガイドブックにも必ずと言って
いいほど紹介されているほど人気があります。
「バンタ」とは沖縄の方言で 「断崖絶壁」を意味します。
沖縄にはいくつか有名な“バンタ”があり
国頭村の「カヤウチバンタ(西の断崖)」と並び
“沖縄の二大バンタ”と呼ばれる存在です。

その中でも果報バンタは
透明度の高いエメラルドグリーンの海と
切り立った断崖からの雄大な眺めが楽しめるスポット。
眼下にはカフーバンタの崖のすぐ下に広がる
「ぬちぬ浜(ぬちぬはま)」の白い砂浜が広がり
エメラルドグリーンの海が目の前に広がります。
また、バンタは単なる観光名所ではなく
地元の人々にとって古くから「神聖な祈りの場」でもありました。
断崖や岬は、海の彼方の神々とつながる場所とされ
拝所として大切に守られてきたのです。
そのため、果報バンタもまた
“パワースポット”として知られ
訪れる人の心を静かに整えてくれる
不思議な力を感じられる場所です。
大泊ビーチから車で15分ほどで
アクセスできるので
遊び終わったあとに立ち寄る寄り道
プランとしてはぴったり。
海で遊んだあとに、断崖から大海原を一望すれば
また違った沖縄の自然の雄大さに出会えますよ。
果報バンタ案内はここから
まとめ:大泊ビーチを楽しむポイント
伊計島の先端にある大泊ビーチは
天然の美しい海でシュノーケリングや
海水浴を安心して楽しめる人気スポットです。
以下のポイントを押さえておけば、より快適に過ごせます。
- 海の魅力
外洋につながる透明度の高い海は
波打ち際からエメラルドグリーンへと変化するグラデーションが魅力。
遊泳エリア内は比較的穏やかで
サンゴ礁や熱帯魚を間近に観察できます。
- 施設とサービス
入場料(大人500円・子ども300円)には
駐車場やシャワーの利用が含まれており
手軽に利用可能。
売店の向かいには小さなパーラーがあり
軽食や飲み物を購入できます。
レンタルテント(小型1,500円〜、大型2,000円〜)もあるので
日陰でゆっくり過ごしたい方におすすめです。
- 安全面
遊泳エリアはフロートで区切られており
ライフジャケットの着用も自由。
クラゲよけネットはないため
夏から秋にかけては注意が必要です。
ルールを守れば家族連れでも安心して楽しめます。
- アクセス
車でのアクセスは「海中道路」
を経由するルートが一般的。
途中には「海の駅あやはし館」
や絶景スポット「果報バンタ」など
寄り道できる観光スポットが点在しており
ドライブ旅にぴったりです。
感想・おすすめポイント
大泊ビーチの一番の魅力は
派手な観光地化がされていない“素朴さ”にあります。
近年の沖縄のビーチは人工的に
整備されている場所も多いですが
ここでは天然の海の透明度や
潮の流れによって変わる水温
自然そのままの景色を体感できます。
また、スタッフの方々が常駐しているため
昔ながらの「地元の人が見守ってくれている安心感」
があるのも嬉しいポイント。
観光客だけでなく
地元の方も利用するビーチなので
沖縄の日常に近い空気を味わうことができます。
観光地らしい便利さは最低限そろいながらも
大人数でワイワイするよりも
家族や仲間、カップルでのんびり過ごしたい人におすすめ。
喧騒を忘れて、海を眺めたり
シュノーケルで魚と泳いだり
気ままに過ごすだけで「沖縄に来てよかった」
と心から感じられるはずです。
大泊ビーチは、観光とローカルの
中間にあるような“穴場スポット”。
本当の沖縄らしさを体験したい方に
ぜひ訪れてほしい場所です。
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