時間がないときに最適な、昔ながらのじゅーしーめー
忙しい日々の中で、手早く美味しい料理を作りたい
そんなときにぴったりなのが
昔から各家庭で親しまれてきたじゅーしーめー。
シンプルな材料で作れる
ひと口食べれば懐かしさと満足感が広がる
まさに家庭の味、短時間で仕上がる手軽さと
この料理は、忙しいときの強い味方です。

じゅーしーめーとは?
沖縄には「じゅーしー」と呼ばれる炊き込み
ご飯のような料理があります。
その中でも「じゅーしーめー」には2種類のタイプが存在します。
クファ(硬い)ジューシー –
炊き込みご飯のようなパラっとした食感のもの。
ボロボロジューシー –
おじやのように柔らかいタイプのもの。
今回は、より沖縄の汁物文化に根付いた
「ボロボロジューシー」について深掘りしていきます。
沖縄の汁物文化とじゅーしーめー
沖縄は古くから汁物を多く摂る食文化があり
健康維持のために食事を工夫してきました。
ボロボロジューシーもその一環で
栄養価が高く消化に優しいことから
長寿食として親しまれています。
カンダバージューシー(芋入りじゅーしーめー)
このタイプのじゅーしーめーには
カンダバー(芋の葉)や芋そのものが使われることが多いです。
芋を入れることで、ご飯の量を減らしつつ満足感を得られるため
ヘルシーでダイエットにも適しています。
食物繊維が豊富:芋や葉を入れることで、腸内環境を整えやすい。
消化に優しい:おじや状なので、胃に負担をかけにくい。
ただし、カンダバー(かずらの葉)は手に入りにくいため
自宅で作る場合は芋のみを使用するのが一般的です。
今回は、芋のみの作り方を説明します。
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フーチバージューシー(ヨモギ入りじゅーしーめー)
もうひとつの定番がフーチバー(ヨモギ)を使ったじゅーしーめー。
古くは中国の「薬食同源」の考え方に基づいた料理で
沖縄の食堂などではこのタイプが主流です。
ヨモギの香りで食欲増進
風邪予防や胃腸を整える働き
どちらのじゅーしーめーも
栄養価が高く体にやさしい食べ物です。
じゅーしーめーを美味しく食べるコツ
ボロボロジューシーは、そのままでも美味しいですが
一手間加えるとさらに楽しめます。
おすすめの食べ方
バターを少しのせる:コクが増して味わい深くなる。
出汁を効かせる:カツオや昆布の出汁を
しっかり取ると旨味アップ。
簡単!じゅーしーめーの作り方

冷凍ご飯を活用すれば、簡単に作れます。
材料(2~3人分)
冷凍ご飯 … 茶碗2杯分
かつお節 … ひとつかみ
水 … 3カップ
味噌 … 大さじ1
だしの素 … 小さじ1
醤油 … 小さじ1
さつまいも … 1/2本(またはフーチバー適量)
作り方
- 出汁を取る:土鍋に水とかつお節を入れて火にかけ
しばらく煮出してから漉す。
- ご飯を入れる:冷凍ご飯をそのまま入れ
ほぐしながら弱火で煮込む。
- 調味料を加える:味噌、だしの素、醤油で味を調える。
- 具材を入れる
さつまいもを入れる(レンジでチンしておくと時短になる)。
フーチバーを使う場合は、最後に加える。
- 軽く煮込んで完成!
食べる際にバターをひとかけ乗せる
コクが増してさらに美味しくなります。
かさ増しライス芋ジューシーメーはダイエット食にも最適
じゅーしーめーの中でも
特に芋入りタイプはダイエットに向いています。
低カロリー&満足感: ご飯の量を減らしつつ
さつまいもを加えることで満腹感を得られる。
血糖値の急上昇を抑える: 白米のみよりもGI値が低く
血糖値のコントロールに役立つ。
腸内環境を改善: 食物繊維が豊富なため、便秘解消にも◎。
ダイエット中でも満足感を得られる
じゅーしーめーを、ぜひ活用してみてください。
まとめ
じゅーしーめーは、沖縄の汁物文化を象徴する伝統料理です。
カンダバージューシー(芋入り)は
食物繊維たっぷりでダイエットにも◎。
フーチバージューシー(ヨモギ入り)
は、薬膳効果が高く、食堂でも定番。
バターを乗せたり、出汁をしっかり取るとより美味しく食べられる。
冷凍ご飯を使えば簡単に作れるので、忙しい日にもぴったり。
沖縄の伝統を感じながら
じゅーしーめーをぜひ楽しんでみてください!
- 観光ガイドに載っていない沖縄の食堂特集
→ 穴場・ローカル重視のグルメ記事へのリンク用。
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